2023年09月23日

ライチ苗の販売やってます。

ライチの苗、販売のお知らせです。

兵庫県伊丹市まで来ていただける方限定ですが、
興味のある方はご連絡ください。

苗木の品種はクウェイメイピンク。

取り木で1年生〜3年生くらいまであります。


lychee_tree_2023_01.jpg

(写真は取り木1年半です)

価格の目安は、
取り木後1年未満  6,000円
取り木後2年未満 1,2000円 
取り木後2年以降 20,000〜50,000円

個々の木によって価格が前後しますので、
現地にお越しになってから確認してください。


高価で非常に繊細なため、郵送は行っておりません。

当農場にお越しになって、引き取りいただける方にのみ販売いたします。

お問い合わせは、以下にあるメールアドレスから。



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2022年09月20日

ライチの取り木をしてみた件

ライチも順調に大きくなってきました。

枝も混みあう個所もあったり、剪定も必要になってくるほど。

そこで、

どうせ切るならライチの苗を増やそうと考え、「取り木」を実行することにしました。

あんまり情報の無いライチの取り木、せっかっくなので共有してみます。



ライチの取り木とは?

苗を増やす手法で、挿し木などがありますが、
ライチは取り木というやり方で増やします。

おそらく、挿し木では発根しづらいなどの理由があるんだと思います。


やり方は簡単に説明すると、

枝についたまま根っこをはやすという手法です。

Youtubeなどの情報を参考にした内容ですが、
ちょっと次から説明していきますね。



ライチの取り木準備

用意したのは以下の道具たち。

lychee_ layering_2022_02.jpg


水苔、アルミホイル、梱包用のラップです。

やってみてわかりましたが、梱包用のラップ、持ち手はいらないですね。
邪魔でした。
持ち手なしもダイソーに売ってたと思います。


lychee_ layering_2022_03.jpg

水苔もホームセンターの園芸コーナーにあります。


このほかに、カッターナイフですね。

あと、「環状剝皮」用の道具もあれば便利です。

私はこの「環状剥皮ナイフ」を使いました。



ライチの取り木をやってみる

まず、直径1.5センチほどの枝を探します。

徒長してて、不要な枝を選びました。


その枝の皮をはぎます。

環状剥皮ナイフで周囲に切り込みを前後に入れ、カッターナイフで間を削ります。

lychee_ layering_2022_01.jpg


白くなる部分まで剥いだほうがいいような気がします。


lychee_ layering_2022_04.jpg


その剥いだ部分に水分を含ませた水苔をつけ、

アルミホイルで巻き付けます。


その後、ラップでぐるぐる巻きにして完了。

これで2か月前後待ちます。

lychee_ layering_2022_05.jpg




取り木を行った結果

だいたい1か月半後、アルミを取ってみました。

lychee_ layering_2022_06.jpg

すると、

白い根が水苔に出てました。

成功みたいですね。


lychee_ layering_2022_07.jpg

根よりしたの部分で枝をカットして、

土に植え替えです。


しっかり根付けば完了です。


ただ、初挑戦の今回は、成功率は2割ほど。

根が出てない個体も多かったです。

やり方が悪かったのか、時期が悪かったのか。

いろいろ試していくしかないですね。

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2022年08月30日

【兵庫県伊丹産】ライチの栽培記録(2022年)

2022年のライチ栽培について、今年もまとめてみようと思います。

結果的には、収量は年々増えているものの目標には程遠いって感じですが、

考えられる理由などを整理していきます。



ライチの成果(2022年度)

うちにはライチが以下の3品種があります。

◆クウェイメイピンク

◆ワイチ

◆サラシエル


クウェイメイピンクが一番本数が多いのですが、それらについては
あまり収穫てきませんでした。

一方、ワイチ、サラシエルについては昨年の倍ほど収穫でき、
年々、収量が上がっています。

ライチの木自体は小ぶりなのですが、結実した数も多く、
現時点ではまずまずといった感じです。

lychee_2022_03.jpg



昨年課題だった防除について

昨年は、スス病にかなりやられて、
ライチの実がかなり落ちてしまいました。

今年はスス病の原因がアブラムシにあると考えて、
「ムシラップ」などを利用しました。

かなり念入りに退治していったので、アブラムシによる
葉っぱの変形などもなくなりました。


ただ、一部のライチにおいてはスス病が発生。
アブラムシがいないはずなのに。。


その理由については、もしかしたら豊富な花の蜜なのかと思ってます。

対策としては、うちのミツバチに吸ってもらうことかなと。

来年は一時的に温室に巣箱を移動して、対応しようか検討中です。



クウェイメイピンクの開花不良について

毎年、クウェイメイピンクの開花があまりよくありません。

その代わり、どんどん大きくなり目標の高さ2mに到達しつつあります。


開花が悪い理由をいろいろ検討した結果、
仮説として、春先の日照不足ではないかと。

サラシエル種とワイチ種が定植されているのは、
温室の東側、しかも温度が上がったタイミングで内張りを解放するのも東側でした。

lychee_2022_04.jpg
(写真はサラシエル種)

たしかに、クウェイメイピンクが植わっている西側は若干暗いため、
明るさが作用しているかもと考えるようになりました。


というわけで来年は、クウェイメイピンクに光が当たるよう、
配慮していく予定です。



ライチの味について

今年も美味しかったでですね。

育て方によってあんまり味に違いがでないような感じです。

とにかく品種選びなような気がします。

うちの品種は小ぶりな品種。


大きな品種の方が食べ応えありますが、
ちょっと味が落ちると思ってます(個人の感想です)

lychee_2022_02.jpg

生ライチのみずみずしさはもちろんですが、

凝縮された甘味と、独特の風味はやっぱり美味しいですね。


というわけで来年はもっと収量を増やすべく頑張ってみます。

posted by Terragen Farm at 20:21| Comment(2) | TrackBack(0) | ライチ関連

2021年08月14日

【兵庫県伊丹産】ライチの栽培記録(2021年)

そろそろまとまった量のライチが収穫できると期待していた2021年。

8月になって収穫を迎えました。

しかしながら、

予想よりもかなり少なかった結果となりました。


その経緯と反省をまとめていきたいと思います。



開花から結実まで


つぼみができ始めたのは4月上旬でした。

lychee_2021_01.jpg


4月下旬になると、ライチの花が満開に。

lychee_2021_02.jpg


ここまでは順調でした。

ただ、このあたりから、「すす病」が広がってきました。


lychee_2021_01.jpg

実もつくのですが、落果が多く、開花した量に比べて

圧倒的に数が少なくなってしまいました。。


それでも、なんとか生き残った果実たちは、

8月上旬になって、完熟に。

lychee_2021_04.jpg

lychee_2021_05.jpg


もちろん、

みずみずしく、ぷるぷるの果肉、甘味と独特の風味は格別でした。

lychee_2021_06.jpg


たくさん、収穫できなかったのが残念です。。



ライチの病害虫について


今年、一番影響があったのが「すす病」でした。。

葉っぱに「すす」がついたようになります。

lychee_2021_08.jpg


すす病が広がった理由は、ライチの花の蜜が異常に多いことが

原因じゃないかと推測しています。

来年はちょっと対策しないとダメですね。


あと、そこまで影響はないかと思いますが、

カイガラムシが大量に発生しました。

lychee_2021_07.jpg

基本的には、手で取りましたが、ちょっと面倒くさかったです。



まとめ

2021年は果実の数が少なかったため、

樹の生長が進みました。

来年は、樹が大きくなった分、収量が期待できそうです。

というわけで、

来年は、病害虫の対策がカギになりますね。


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2020年09月01日

【兵庫県伊丹産】ライチの栽培記録(2020年)

2020年、無事ライチの収穫が終わりました。

まだまだ大量に収穫、販売できるまでの収量はありませんでしたが、

昨年より大幅に量が増え、ほっとしているところです。

まだまだわからないことも多く、試行錯誤の部分も多いですが、

2020年の反省も込めて、まとめてみたいと思います。


栽培の結果

2020年は、100〜200個程度で数キロといったところでした。

目標の200キロにはまだまだですが、少し近づいてきました。

lychee_2020_08.jpg

こんな感じに、たくさん実がつく枝もあって嬉しい限りです。



暖冬で焦る

ただ、少し失敗もありました。

2020年の冬は暖かく、ライチが2019年とは違った生長をしました。

2019年なら、花芽が出てくるはずの3月に、新芽(葉っぱ)が出てきたのです。

lychee_2020_01.jpg

これでは、「今年は花が咲かない?」と思い、ちょっと焦りました。

そのため、一部の株で花が咲くように摘芯してしまったり。。


ただ結果的には、この新芽が生長するとさらにその先から花芽が出てきました。

おそらく、

暖冬だったので、花芽が出ずに、先に葉っぱが出てきたんだと思います。

このあたりは、2021年の春にどう動くか注意が必要ですね。



開花から収穫まで

今年も生育の流れを簡単におさらいしていきます。

花が咲いたのは5月上旬。

これは結果的に昨年と同じ時期でした。

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6月上旬に、花が散って小さな実がついてました。

lychee_2020_04.jpg


7月上旬には、少しふくらんできました。

雨が続いたのが原因なのか、だいぶ落果しました。

これは防ぎようがないかもしれませんね。。

lychee_2020_06.jpg



8月上旬、食べられる大きさになりました。

まだ色が薄いですが、食べるとライチの味。

これくらいから、少しずつ収穫を始めました。

lychee_2020_07.jpg

収穫時期は8月上旬から8月中旬頃でした。

昨年より、少し遅め。

気候によって、変動するようですね。

うちの地域で栽培するなら、このあたりの時期がライチの収穫タイミングかもしれません。



来年に向けて

ライチの樹は順調に大きくなっています。

今では、大きいもので1メートル20センチくらい。

樹が大きくなれば、実がつく枝も増えますので、収量が増えます。

なので、

来年は今年の何倍もの実がつけるんじゃないかと期待ですね。

台風でビニールハウスが壊れなければ。。

posted by Terragen Farm at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ライチ関連